今は昔の物語。笑って読んでいただけると幸いです。
ようやくフルメイクができるようになり、大きな街に足を向けだすようになった頃のお話
デパートの中を歩いていたんです。
右斜め前方にいるおばさんの店員さんが、私を見ているのを感じました。
あぁ、見られているなぁと思いつつも、私からは視線を合わせません。
その横を通り過ぎます。
あぁ、ずっと見ているなぁ・・・でも私からは見ません。
で、通り過ぎました。
ここで私が後ろを向いて目が合えば、ずっと見ていたことが確定するわけです。
私はスピーディ(笑)に振り向きました。
もう、がっちり目が合いましたよ。
こんな顔をした店員さんとね!
(あの時の顔を思い出し、探しました。実際はもっともっと高齢の方です。でも表情はかなり近いです)
ええ、泣きましたよ。
家に帰って泣きました。
たしかにメイクは下手かもしれん。
男が化粧した感丸出しだったかもしれん。
でも、店員がそんな目で客を見たらダメだろう。
泣きはらしました。
ちなみにこの表情は、
だそうです・・・。
まぁ、そんなとこだろな。
あれから、10ヶ月後
つい最近、同じデパートを歩いていたんです。
すると、若い女性店員さんが6人くらいかなぁ
満面の笑顔で次々と私に向かって「いらっしゃいませ~♪」
私の人生の中の、どの時代にも経験のない挨拶のされ方でした。
あぁ、終わった~!
口から大きく息を吐きだしながら、心の中で叫びました。
私、綺麗になってるかも!
私が変わったから、周りの反応も変わったんだ。
復讐done!
私を蔑んだ人達への報復は終わった。
本当の復讐は自分が幸せになること。
(デパートの店員さんですから、当然作り笑顔なわけですが、作り笑顔って私はかなりポジティブに捉えていて、その人のために笑顔を作るって結構労力だから、それだけで気遣いを感じます)
表情って大切
人を生かすも殺すも、表情次第といっても言い過ぎではありません。
睨んだり、睨まれたりが多い人生って幸せそうには感じません。
幸せに見える人は、自分もその周りも笑顔であふれていると思うんです。
だから私は笑顔でいる時間を増やそうと意識しています。
そして、自分自身に微笑みかけています。
「大丈夫、きっとうまくいくから!」
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